fugetsukai_flag慶應風月会
慶應義塾教職員定年退職者の会
昭和45年10月設立


本会は、会員相互の親睦と連絡を図り、  
併せて生活の向上に努めるとともに、   
慶應義塾の発展に寄与することを目的とする
  
HOME 平成26年5月1日
会長挨拶・会名の由来 役員規則財務 総会 入会のご案内 TOPICS 




         
  会長就任年

平成5年

平成7年

平成18年

平成24年
会 長 名

西岡 秀雄(元商学部教授)

阪埜 光男(元法学部教授)

小林 賢三(元理工学部教授)

𠮷野 肇一(元看護医療学部教授)
   
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   𠮷野肇一会長





              会長挨拶 -秋季総会2018を終えて-

 皆さま,こんにちは

 参会費の大幅値上げにもかかわらず,よくいらしてくださいました。役員一同,安堵の胸をなでおろしているところです。ありがとうございます。
 本日の参加者数は78名と残念ながらやや少なめです。参会費値上げのためか,会場が日吉のためか,それともほかの原因か分かりません。
 本会名誉顧問,長谷山塾長のご名代で,岩波敦子常任理事がご出席いただける予定でしたが,ご存知のように義塾としては46年ぶりの東京六大学野球三連覇のかかった慶早戦(注)のためそれがかないません。義塾の現況につきましては,ご多忙にもかかわらず来賓としてご臨席いただいております山本尚明塾監局長より,後ほどご挨拶をお願い申し上げます。
 注:当日は勝ったのですが,翌・翌々日と連敗し,法政に賜杯が渡ってしまいました。

 例年,秋季総会ではミニ講演が行われてきましたが,今回は適当なものが見つからずありません。その代わりといっては語弊がありますが,私からこの場を頂戴して,2年後になりました本会設立50年記念事業のことと,本会存続に極めて重要な役員人事につきまして,これまで役員会で話し合ったことを基にして,少し詳しくお話しさせていただくと同時に,皆様にご協力をお願いするないし問題提起をさせていただきたいと思います。

 50年記念に,何かイベントを行うことに関しましては,数年前から機会のあるたびに申し上げてきましたが,ご異論をいただいておりません。その意義づけですが,本会が会則に謳われていますその目的,すなわち「会員相互の親睦と連絡,生活の向上,そして義塾の発展に寄与する」ということに則った活動を,義塾の公認団体ではないのにもかかわらず,塾長を名誉顧問に置かせていただき,さらに義塾より毎年,物心両面の補助(注)を頂戴しながら,50年の長きにわたってつつがなく続けられてきたお祝いであり,また私ども現執行部は,小林前会長,都丸元幹事等,前執行部から受け継いだ事業と考えております。
 注:例年10万円の補助,三田キャンパス総務課での郵便管理・婦人室の利用,塾内便の利用など
 このための予算についてですが,現在の会計状況を申し上げますと年間経費が約130万円,繰越金が190万あり,その差が60万円あり(注)まして,「この60万円+α」がイベントに使えるものと考えられます。現在の会員数が300名強なので,一人当たり約2千円となります。
 注:50年記念事業のために前執行部がプールしていました。
 今までに私たち執行部にいただいた意見に,「名入り手拭」があります。これだと送料こみで,予算的には可能と思われます。この「名入り手拭」の意図するところは,歴史と伝統に輝き私たちが愛して止まない学校法人慶應義塾の職員として職務を全うし定年を迎えることができたことに対する自らの誇り・誉の象徴と言えるのではないでしょうか。
 そのほかに考えられますことは,著名人の講演がありますが,この類ですと参会者のみの利益になるという短所があります。
 もう一つのことは,日程です。今のところ,秋の総会を充てることを考えていますが,問題は場所です。信濃町かここ日吉ということになると思いますが,本日,そして来年春・秋の総会の出席者数などを参考にしたいと考えています。この案の場合,50年記念イベントは先ほど述べたような「名入り手拭」等の配布ということになるかと思います。
 50年記念イベントとして,もしも人手のかかることということになりますと,現在の執行部とは別にアドホック委員会を立ち上げざるを得ませんのでその節は何とぞよろしくご協力のほどお願い申し上げます。

 次は,私たち執行部の交代ないし若返りの必要性です。私たちはもう,だいぶ長期にわたって務めさせていただいてきました。しかしながら,会長,副会長,幹事,監査のいずれも次期候補者不在ないし不足しています。これは切実な問題で,ある意味,本会の存続に関与するほどです。皆さまにおかれましてはこの点,十分にお考えいただき,本会の発展はともかく,存続のためにお力をお貸しくださいますよう役員一同,心からお願い申し上げる次第であります。

 以上,縷縷申し上げましたが,重大な内容で,かつ込み入っておりますので,私が言い足りなかった,ないし間違っていたところ等がありましたら役員各位からの補足訂正発言を,そして会員諸氏からのご忌憚のないご意見をお願いして会長挨拶を終わります。ご清聴ありがとうございました。

                                            (2018.10.27)

 
                        慶應風月会:会名の由来

 福沢先生が晩年に詠まれた七言律詩「秋日偶成」の中の「風」「月」から採られたものです。 
富田正文著『福沢諭吉の漢詩35講』を以下に記します。(福澤諭吉協会叢書)

                 秋の日にたまたま成れる
      出処は豈に唯だ山と官とのみならんや  市城の塵裏にも一身安し

      は落葉を吹いて髪ようやく白く    は清霄を照らして心ひとり丹し
      故旧親しみ有り 莫逆と称し      妻児つつがなく共に団欒す
      老余の楽事は談笑濃まやかに      酒を沽いて三杯すれば秋も寒からず
   

 人間の暮らし方は、出でて官に仕えて豪勢な楼閣に住み、しりぞいては山野に隠れ棲むというだけとは限らない。まちなかのごみごみしたところに居ても、一身を安らかに保つことができるものだ。今や季節は秋、わたしの人生も盛りを過ぎた。落ち葉が風に吹き寄せられているのを眺めているこのわたしの髪の毛もようやく白髪がふえてきた。雲ひとつないおおぞらを隈なく照らしている秋の月のように、わたしの心もなんの陰もなくただまごころあるのみだ。むかしからの友だちは親しみ合って互に莫逆の友と許し合い、妻や児たちも何の障りもなく相集まって睦み楽しんでいる。年をとってからの楽しみは、友人や家族が集まって、こまごまとした談笑のうちに時を過ごすことで、そこで買ってきた酒を盃を挙げて三杯ものめば、秋の寒さも気にならず、天下泰平の気分になれるというわけである。

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